SPACE BANK NOTICE
宇宙銀行
ラズベリーパイ支店は本日も軌道上で営業中です。
宇宙まで来ても、
人間は人間だった。
Spaceman.co.jp は、宇宙ステーションを舞台にしたコメディ漫画です。 壮大な宇宙、厳密な訓練、完璧なミッション計画。 そのはずなのに、実際に軌道上で起きるのは、 お金の貸し借り、秘密の告白、寂しさをごまかす独り言、 そして地球から届く面倒なメール。
宇宙は広い。人間の小さな問題は、なぜかもっと目立つ。
MISSION LOG
地球は遠い。
でも請求書は届く。
宇宙は静かだった。星はきれいだった。 そのとき、ミッション端末に通知が届いた。
「宇宙銀行に関する説明を求めます」
酸素:正常
精神状態:たぶん正常
銀行免許:未確認
宇宙で一番重いもの
それは重力ではない。責任でもない。 地球から来る「確認ですが」というメールである。
エアロック横ATM
まだATMではありません。誰かがそう呼び始めただけです。
宇宙銀行
すべては小さなラズベリーパイから始まった。 借りた工具、返されないスナック、誰が何回エアロック掃除をしたか。 それを記録するだけのつもりだった。
しかし、記録は信用になり、信用は残高になり、 残高はいつの間にか銀行になった。
「これは金融システムではありません」
「では、なぜみんな残高を気にしている?」
宇宙で、
やっと言えた。
地球では、肩書き、訓練、組織、期待、書類が多すぎた。 でも宇宙では、余計なものが少しだけ浮く。
彼女はヘルメットを外し、いつものように冷静に言った。 そして、誰よりも早く故障した酸素系を直した。
「地球では言えなかったけど、宇宙なら言えると思ったの」
軌道上の告白を読むひとりぼっちの
ステーション
予定外のドッキング延期。通信の遅延。長すぎる静けさ。 ひとり残された宇宙飛行士は、まずレンチに名前をつけた。
次に枕が司令官になり、醤油が哲学者になり、 手袋がコンプライアンス責任者になった。
「本日の会議を始めます。出席者、全員浮いています」
ひとり司令官を読む
CHARACTERS
登場人物は全員、
どこか変。
バンカー宇宙飛行士
任務外の仕組みづくりが得意。本人は問題解決のつもりだが、 地球側から見るとだいたい問題発生。
軌道上のヒロイン
誰よりも冷静で、誰よりも優秀。地球では言えなかったことを、 宇宙で言う勇気を持っている。
ひとり司令官
孤独に弱いが、想像力には強い。彼の作った友人たちは、 なぜかミッション管理局より良い助言をする。
EPISODES
第1シーズン:
軌道上のへんな毎日
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第1話:宇宙銀行、開業。
私物のラズベリーパイが、スナック信用経済を生み出す。 -
第2話:エアロック横ATM事件。
ただの箱を誰かがATMと呼び始め、地球の金融庁がざわつく。 -
第3話:宇宙で本当の名前を言う。
ヒロインは静かに告白し、周囲は書類の心配を始める。 -
第4話:レンチ隊長と枕司令官。
ひとり残された男の会議は、なぜか議事録が完璧だった。 -
第5話:地球からの監査。
ミッション管理局が一番恐れていた言葉。「残高照会」。
FINAL TRANSMISSION
無重力でも、
悩みは重い。
Mission Log: 今日、宇宙銀行が開業した。地球はまだ気づいていない。
「宇宙は大きい。でも、笑える場所があれば、そこは少しだけ家になる」